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【整体師が解説】好転反応とは?4つの症状と効果的な対処方法

小野祐輔

執筆者:小野祐輔

癒し人代表・柔道整復師

専門学校を卒業後は、整骨院・整体院・マッサージ店で勤務経験を積む

整骨院勤務の経験を活かし、体の歪みや、肩痛、腰痛などで、

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好転反応とは、整体やマッサージなどの施術を受けた後に表れやすい、一時的な身体の不調のことです。一時的とはいえ身体に不調が生じるため、本当にこのままで大丈夫だろうかと、不安になる方は多いのではないでしょうか。

しかし、好転反応が生じる原因は、血行促進・神経の活性化・老廃物の排出など、身体にとってポジティブなものです。今回は、好転反応について整体師が解説します。好転反応の4つの症状と効果的な対処方法も解説するので、ご参考にしてみてください。

【整体師が解説】好転反応の基本

好転反応では、一時的な痛みやかゆみ、倦怠感や眠気、頭痛や吐き気などの症状が表れます。心身に不調をきたすため、不安に感じるかもしれませんが、好転反応は身体が良い方向に変化している証拠ともいえます。整体やマッサージなどの刺激によって、体内に蓄積されていた老廃物や毒素が排出されたり、滞っていた血流やリンパの流れが改善されたりするが故に生じる現象だからです。好転反応の不調はあくまで一時的なものであり、身体にとって良い変化が訪れる前兆であると考えてよいでしょう。

「揉み返し」との違い

「揉み返し」とは、整体やマッサージなどの施術を受けた後、施術部分に痛みやだるさなどが生じることです。整体やマッサージなどの施術後に生じる身体の不調という点では、好転反応と同じといえます。ただし、揉み返しで生じる痛みやだるさなどの不調は、過度な刺激による炎症によるものです。好転反応の身体の不調は一時的なものであり、身体に良い変化をもたらすポジティプな前兆的な症状ですが、揉み返しはそうではありません。

揉み返しが生じる主な原因は、施術者の技術や経験不足、筋肉の柔軟性不足です。好転反応と揉み返しの違いを見極める方法は、不調が出ている箇所と期間に着目することです。好転反応の不調は数日程度の短期間で治まるのが一般的ですが、揉み返しの場合は数週間以上の長期間にわたることがあります。好転反応は、倦怠感や眠気など全身に不調が表れやすい特徴があります。一方、揉み返しは、施術箇所周辺のみに不調が表れやすいのが特徴です。好転反応か揉み返しか判断が難しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。

好転反応が続く期間と医療機関を受診したほうがいいケース

好転反応の症状は、基本的に1〜3日程度で治まります。健康状態や体質によっては、最大7日ほど不調が続くこともあるでしょう。好転反応の症状が和らぐことなく、1週間以上不調が続く場合は、炎症が起きていたり病気が隠れていたりする可能性があります。

また、我慢できないほど強い痛みや腫れ、高熱や激しい頭痛などの症状が出ている場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。「これって本当に好転反応なの?」と少しでも不安を感じたり、いつもと違う異常を感じたりした場合は、自己判断せず、専門家に相談することが大切です。

好転反応の4つの症状

好転反応の症状には、大別して弛緩反応・過敏反応・排泄反応・回復反応の4つがあります。それぞれのメカニズムを理解していれば、好転反応が起きても安心できるかと思います。好転反応の4つの症状について詳しく解説します。

弛緩反応

弛緩反応とは、施術によって筋肉の緊張が緩むことで生じる好転反応の症状です。だるさ、倦怠感、眠気、疲労感などの症状が表れるのが一般的です。弛緩反応のメカニズムは、これまで緊張していた身体が施術によってリラックス状態になることで、自律神経のバランスが変化するためと考えられています。身体が休息を求めているサインでもあるため、無理せずゆっくり休むようにしましょう。

過敏反応

過敏反応とは、身体の機能が回復することで生じる好転反応の症状です。痛み、かゆみ、腫れ、発汗、便秘、下痢などの症状が表れるのが一般的です。過敏反応のメカニズムは、鈍っていた身体の機能が施術によって感受性を取り戻し、滞っていた部分が動き出すためと考えられています。過敏反応は、1〜3日程度で症状が治まり、身体の機能が向上するといわれています。

排泄反応

排泄反応とは、体内に蓄積されていた老廃物や毒素が排出されることで生じる好転反応の症状です。尿の色や便の質の変化、蕁麻疹やかゆみ、ニキビや吹き出物などの症状が表れるのが一般的です。排泄反応のメカニズムは、施術によって老廃物や毒素が排出されるデトックス効果にあります。身体が浄化されている証拠であるため、水分を多めに摂り、排出を促すと効果的です。

回復反応

回復反応とは、血行が促進され、身体が本来の機能を取り戻すことで生じる好転反応の症状です。発熱、吐き気、腹痛、だるさなどなどの症状が表れるのが一般的です。回復反応のメカニズムは、施術によって滞っていた血液やリンパの流れが改善され、細胞が活性化することにあります。この症状の時期を過ぎると、身体はスッキリと軽く感じられるでしょう。

好転反応の症状が表れたときの対処法

好転反応の症状が表れたときの対処法は、身体を温めながら安静に過ごして、しっかり水分補給をすることです。好転反応の症状が表れているということは、身体に大きな変化が起きている状態であるということを意味します。無理に不調を緩和しようとしたり、活発に行動したりせず、まずは身体を温めることを意識することが大切です。

温かい湯船にゆっくり浸かったり、ホットドリンクを飲んだりして、リラックスして過ごしましょう。好転反応中は、身体が回復に専念しようとしている時期でもあります。無理な運動や過度な労働は避け、十分な睡眠を取り、安静に過ごすことも重要です。また、水分補給として、白湯やノンカフェインのお茶など、身体に優しい飲み物をこまめに摂るようにしましょう。水分補給は、老廃物や毒素の排泄にも良い影響を与えます。

好転反応の症状が表れている期間は、とにかく安静に過ごし、心身ともにリラックス状態をキープすることを意識してみてくださいね。

好転反応は身体にとって良い変化があった証(まとめ)

好転反応は、整体やマッサージの施術後に起こる一時的な身体の不調です。血行促進や老廃物排出など、ポジティブな変化のサインであるため、安心しましょう。好転反応の症状は、「弛緩反応(だるさ)」、「過敏反応(痛み・かゆみ)」、「排泄反応(尿や便の質の変化)」、「回復反応(発熱・吐き気)」の4つに大別されます。

症状が出たときは、身体を温めて血行を促進し、安静に過ごしながら十分な水分補給を心がけましょう。ただし、症状が1週間以上続くあるいは我慢できないほどの激痛や高熱、しびれなどがある場合は、速やかに医療機関を受診してくださいね。

今日のポイント

  1. 好転反応とは整体やマッサージなどの施術を受けた後に表れやすい一時的な身体の不調のこと
  2. 好転反応の不調はあくまで一時的なものであり身体にとって良い変化が訪れる前兆
  3. 好転反応の代表的な症状は一時的な痛みやかゆみ、倦怠感や眠気、頭痛や吐き気など
  4. 好転反応の種類は弛緩反応・過敏反応・排泄反応・回復反応
  5. 好転反応の症状が表れたときの対処法は身体を温めながら安静に過ごしてしっかりと水分補給をすること

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