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【整体師が解説】血行不良改善ができるトレーニング方法とチェックリスト

執筆者:小野祐輔
癒し人代表・柔道整復師
血行不良を改善するためには、生活習慣の見直しが必要ですが、かんたんなトレーニングも効果的です。まずは、ご自身の身体が血行不良なのかどうかを確認してみましょう。血流が悪いとわかったら、進行して病気に発展するのを防ぐために、改善トレーニングに取り組むことをおすすめします。今回は、整体師が血行不良を改善できるトレーニング方法とチェックリストを紹介します。血流が悪いとどんなことが起きるのか、病気になるのかについても解説するので、ご参考にしてみてください。
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血行不良のチェックリスト
血行不良は、身体のさまざまな不調の原因となります。以下の項目は、血行不良のサインや原因となる習慣の代表例です。
ご自身の血行状態をセルフチェックしてみましょう。
- 手足が常に冷たい
- 夕方になると足がむくむ
- 肩や首が慢性的にこっている
- 手や足にしびれを感じることがある
- 夜中に足がつりやすい
- 頭痛やめまいが多い
- 身体全体がだるく疲れやすい
- 肌の色がくすみやすい、目の下にクマができやすい
- 湯船に浸かる習慣があまりない
- デスクワークなどや立ち仕事など長時間同じ体勢でいることが多い
上記のチェックリストに複数あてはまる場合、血行不良の可能性があります。血行不良を放置すると、身体の冷えやむくみといった不快な症状だけでなく、さらに深刻な健康問題に発展するリスクがあります。血行不良に自覚的になるためには、身体からのサインを見逃さないことが大切です。
多くの項目にチェックがついた場合や、気になる症状が見受けられる場合は、適切なケアやアドバイスを受けるために、整体に行ったり病院を受診したり、専門家に相談することをおすすめします。
血行不良改善のトレーニング方法
血行不良改善のトレーニング方法には、ウォーキングなどの有酸素運動があります。下半身を中心としたストレッチやふくらはぎを刺激する運動に取り組むのも効果的です。整体師が血行不良改善のトレーニング方法を詳しく解説します。
ウォーキングなどの有酸素運動
ウォーキングなどの有酸素運動は、血行不良改善のための最も基本的で効果的な方法の一つです。適度な負荷の有酸素運動に継続的に取り組むと、肺や心臓の機能が向上し、全身への血液の循環が促進されます。身体の各組織に酸素や栄養素が効率良く届けられるようになるため、老廃物の排出もスムーズになります。
特に、血行不良によって生じやすい、手足の冷えや全身のむくみの改善につながります。日常の隙間時間や通勤時間などを活用して、無理のない範囲で習慣にしていきましょう。
下半身を中心としたストレッチ
下半身を中心としたストレッチは、筋肉の緊張を和らげて血管への圧迫を軽減できるため、血流改善が期待できます。特に、ふくらはぎや太ももの裏側(ハムストリングス)、お尻、股関節周りの筋肉をストレッチでほぐすと、血流が良くなります。
下半身を中心としたストレッチをするときのポイントは、お風呂上がりなど、身体が温まっているときに取り組むことです。身体が温まっている状態では筋肉が伸びやすくなるため、高い柔軟性を保ちながら、無理なくほぐすことができるからです。各部位をゆっくりと伸ばし、心地良さを感じながら、呼吸を止めずにおこないましょう。
ふくらはぎを刺激する運動
ふくらはぎの筋肉は、「第二の心臓」と呼ばれる部位です。全身の血行促進に関わっており、下半身の血流を心臓に戻すポンプ機能として、とても重要な働きを担っています。
ふくらはぎの筋肉を刺激する運動には、以下のようなものがあります。
- 足の指をグー・パーする
- 座ったまま足首を大きく回す
- 立ったままかかとを上げ下げする(カーフレイズ)
どれも、自宅のリラックス時間や仕事の隙間時間にできる、かんたんな運動です。大切なのは、手軽にできる運動を日常生活に自然と取り入れることです。こまめにふくらはぎを動かすことが、滞りやすい下半身の血流改善につながります。
血流が悪いとどんなことが起きる?病気になる?
血流が悪くなると、手足の冷えやむくみ、肩こり、身体のだるさ、肌の不調などの症状が表れるようになります。身体の隅々まで酸素や栄養が十分に届けられず、老廃物が溜まりやすくなるからです。血行不良が進行すると、身体への負担が蓄積し、生活習慣病などの病気リスクが高まります。
ただし、血流が少し悪いと感じるだけで、すぐに重篤な病気に発展するわけではありません。大切なのは、血行不良のサインに日頃から気づき、見過ごさずに適切なケアをおこなうことです。血流を健康的な良い状態に保つことが、今感じている不調の改善だけでなく、将来の病気のリスクを低減することにもつながるのです。
血行不良を改善するなら整体がおすすめ
血行不良の改善には生活習慣の見直しや日々のセルフケアが大切ですが、ご自身だけではケアしきれない身体の使い方の癖や歪みが、血流を妨げていることも多くあります。私たち整体師は身体の専門家として、お一人おひとりの血行不良の根本的な原因を見つけ出します。
必要に応じて骨格の歪みを整えたり、筋肉の深い緊張を緩めたりすることで、血流が良くなるよう全力でアプローチさせていただきます。プロの視点からの施術は、セルフケアでは届かない部分に働きかけ、血行不良の改善はもちろん、身体全体の機能を高めることにつながります。血行不良によるさまざまな症状にお悩みの方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
血行不良はセルフケアや整体で早めに改善しよう(まとめ)
血行不良は、手足の冷えやむくみだけでなく、肩こり、だるさ、肌の不調など、さまざまな身体の不調を引き起こす可能性があります。まずは、今回の記事でご紹介したチェックリストで、ご自身の血行状態をセルフチェックしてみましょう。血行不良の改善には、日々の生活習慣の見直しに加え、かんたんなトレーニングが効果的です。
全身の血行促進につながるウォーキングなどの有酸素運動、筋肉の緊張を和らげる下半身ストレッチ、「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎを刺激する運動などに取り組んでみましょう。セルフケアで改善が見られない場合や、根本からケアしたい場合は、整体など専門家への相談も検討し、血行を改善して健やかな体を目指しましょう。
今日のポイント
- 血行不良かどうかをチェックリストで確認してみよう
- 血行不良改善のトレーニング方法にはウォーキングなどの有酸素運動、下半身を中心としたストレッチ、ふくらはぎを刺激する運動がある
- 血流が悪いと手足の冷えやむくみ、肩こり、身体のだるさ、肌の不調などの症状が出ることがある