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足の裏が痛い原因6つ!整体師が教えるセルフケア方法と対処法
執筆者:小野祐輔
癒し人代表・柔道整復師
足の裏が痛いとき、怪我をしていないか、何か重篤な病気が隠れているのではないかと、不安になりますよね。足の裏が痛くなる原因はさまざまですが、要因に合わせた対処をすることが大切です。まずは、足の裏が痛くなる代表的な原因を知って、ご自分の状態を確認しましょう。
足の裏の痛みはセルフケアで改善できますが、症状によっては整体の施術を受けたり病院を受診したりしたほうがいいケースもあります。今回は、足の裏が痛い原因6つを解説します。整体師が教えるセルフケア方法と対処法も紹介するので、ご参考にしてみてください。
コンテンツ
外傷
足の裏を怪我して傷が付いていたり、木やガラスの破片が刺さっていたり、外傷による痛みの可能性があります。小さな傷や破片でも、ズキズキと足の裏全体に痛みが生じることもあるため、心当たりがある場合は注意深く観察してみましょう。また、足の裏に何らかの衝撃が加わったことで、 打撲や骨折しているケースもあります。こちらも心当たりがある場合は早めに病院を受診し、レントゲンを撮ってもらうなど検査を受けましょう。
変性疾患
変性疾患とは、加齢などによって足の形が変形する疾患のことです。筋力の低下によって土踏まずがなくなる扁平足、足の親指が小指側に曲がる外反母趾、足の親指の関節に痛みが生じ動かしにくくなる強剛母趾など、変性疾患の種類は複数あります。年齢を重ねるうえでの変化や、足の変形が気になる場合は、変性疾患の可能性があります。
オーバーユース
オーバーユースとは、身体の特定の部位に大きなストレスが継続的に加わってしまっている状態のことです。いわゆる「使いすぎ」の状態のことであり、足のオーバーユースの場合は、負荷の大きなスポーツや長時間ウォーキングなどが原因であるケースが多く見受けられます。歩きすぎや走りすぎが原因で、炎症や骨折にまで発展することもあります。
神経痛
足の裏の神経が圧迫されていると、神経痛が生じる可能性があります。サイズの合っていない靴下や靴を履くことで生じることもありますが、腰のヘルニアや身体全体の血流の低下などが神経痛の原因であることも珍しくありません。糖尿病が原因で、足の裏に神経痛が生じることもあります。
関節炎
足の関節炎とは、関節リウマチや痛風などの疾患のことです。関節リウマチは免疫異常による疾患で、痛風は関節の中で尿酸が結晶となり炎症を起こす疾患です。どちらも原因はさまざまですが、飲酒や喫煙など生活習慣に起因していることもあります。
その他の重篤な病気
足の裏には、全身のツボが集結しています。足の裏の一部に深刻な痛みを感じる場合、重篤な病気が隠れている可能性も0ではありません。ただし、足の裏の痛みの原因として多いのは、外傷や変性疾患やオーバーユースです。
無自覚に足を酷使していたり、筋肉の緊張状態が続いていたりしている可能性があります。素人判断は危険なので、不安な場合は早めに病院を受診し、重篤な病気が隠れていないか診断を受けましょう。
足の裏が痛いときのセルフケア方法
足の裏が痛いときのセルフケアには、足を休める、靴を変えてみる、ストレッチで伸ばすなどといった方法があります。マッサージでほぐしたり、生活習慣を見直したりすることも重要です。足の裏が痛いときのセルフケア方法を整体師が紹介します。
足を休める
足の裏が痛いときは、まずは安静にして休むことが大切です。足を休めることで炎症が静まったり、硬直した筋肉が柔らかくなったりする可能性があります。特に、オーバーユースなど足の酷使に心当たりがある場合は、なるべく長期間足に負担がかからないよう休むようにしましょう。
靴を変えてみる
足の裏が痛い原因は、サイズの合っていない靴による圧迫かもしれません。サイズは縦幅だけでなく、横幅にも気を配ることが大切です。同じサイズでも靴のメーカーによって履き心地は異なるため、少しでも圧迫感や歩きづらさを感じるのであれば、靴を変えてみましょう。
ストレッチで伸ばす
足の裏をストレッチで伸ばすと、筋肉の緊張がほぐれ、痛みを軽減できるかもしれません。以下のようなストレッチを無理のない範囲でおこない、足の裏の筋肉を伸ばすことを意識してみてください。
- 両手を使って足のかかとから足首にかけて前後にゆっくり反らす
- ジャンケンのように足の指を使ってグーチョキパーをゆっくり繰り返す
- 立って足を前後に大きく開きアキレス腱を片足ずつ伸ばしながらつま先も伸ばす
お風呂上がりにリラックスしておこなうのがおすすめです。
マッサージでほぐす
足の裏全体を手の指を使って、マッサージでほぐしてみましょう。特に、痛みが気になる部分は様子を見ながら、優しく刺激することが大切です。あたたかい浴槽の中でマッサージしたり、オイルを使って滑りをよくしながらほぐしたりするのがおすすめです。
生活習慣を見直す
日常生活で足を酷使しすぎていないか、あるいは、運動不足ではないか、生活習慣を見直すことも大切です。生活習慣の乱れによって、足の裏の神経痛や関節痛が生じることもあります。ストレスが原因のこともあるため、生活習慣を見直しながら心身の健康を意識すると、自然と足の裏の痛みのお悩みが解消されることもあります。
足の裏の痛みが続く場合の対処法
足の裏の痛みが続く場合の対処法は、整体の施術を受けることです。整体に行っても改善が見込めない場合は、病院の受診も検討しましょう。足の裏の痛みが続く場合の対処法を紹介します。
整体の施術を受ける
足の裏の痛みの原因を知るためにも、セルフケアで改善されない場合は、整体の施術を受けるのがおすすめです。整体ではリラックスした空間で、癒しのマッサージのような施術を受けられます。足の裏の直接的なマッサージはもちろん、関係する身体の部位をほぐすことで、足の裏の痛みの根本的な解決にアプローチできるかもしれません。リラクゼーション効果も高いため、仕事の疲れやストレスが溜まっていると感じる方は、ぜひご検討ください。
病院の受診を検討する
足の裏の痛みが深刻で長期間続いている場合は、 病院の受診を検討することも大切です。足の裏の痛みの相談は、整形外科でできます。整形外科を受診しても改善されず、 足の裏のしびれなどが続く場合は、神経内科の受診を促されることもあります。病院を受診すれば医師による診断を受けられるため、原因が明らかになり安心できることがメリットです。
病院の受診に抵抗がある方は、まずは整体の施術を受けて、専門家からのアドバイスを受けてから判断するのもおすすめです。
足の裏の痛みは放置せず早めに対処しよう(まとめ)
足の裏の痛みの主な原因は、怪我などによる外傷や加齢による変性疾患、使いすぎによるオーバーユースなどです。足の裏周辺の圧迫による神経痛や、生活習慣の乱れによる関節炎などが原因の可能性もあります。足の裏には全身の都合が集結しており、重篤な病気が隠れている可能性もあるため、痛みが深刻な場合や続く場合は病院の受診を検討することも大切です。
整体で施術を受けてから病院を受診するか判断することもできるため、セルフケアで改善されない場合は、まずは整体の施術でカウンセリングやマッサージをしてもらってみてくださいね。
今日のポイント
- 足の裏が痛くなる代表的な原因6つは外傷、変性疾患、オーバーユース、神経痛、関節炎、その他の重篤な病気
- 足の裏が痛いときのセルフケア方法には足を休める、靴を変えてみる、ストレッチで伸ばす、マッサージでほぐす、生活習慣を見直す、などがある
- 足の裏の痛みが続く場合の対処法は整体の施術を受けたり病院を受診したりすること