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ストレートネックは枕で治る?おすすめな枕の特徴を整体師が紹介
執筆者:小野祐輔
癒し人代表・柔道整復師
ストレートネックは、枕で改善が期待できます。ストレートネックの特徴は、本来S字カーブを描いているはずの首の骨(頸椎)が、真っ直ぐになってしまっていることです。適切な高さの枕を選んで使えば、就寝中に首の骨の自然なS字カーブを保つことができるようになります。
快適な枕で寝ると身体の緊張がほぐれるため、首や肩のこりの解消も期待できるのがメリットです。今回は、ストレートネックは枕で治るのかを解説します。ストレートネックの人におすすめな枕の特徴や、改善できるタオル枕の作り方も紹介するので、ご参考にしてみてください。
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ストレートネックは枕で治る?
ストレートネックとは、言葉のとおり、首の骨が真っ直ぐになっている状態のことです。ストレートネックの原因には、以下のようなものがあります。
- スマホやパソコンの長時間利用
- 運動不足やストレスの蓄積
- 不適切な枕の使用
- 加齢や怪我による骨の変形
現代病といわれているストレートネックの主な原因は、スマホやパソコンの長時間利用です。長時間首を動かさず同じ姿勢のままでいると、首や肩の筋肉が常に緊張状態になり、痛みを感じるようになります。運動不足やストレスの蓄積も代表的な原因のひとつで、身体をこわばらせる要因となっています。
高すぎたり低すぎたり、硬すぎたり柔らかすぎたり、不適切な枕の使用もストレートネックの原因です。1日の3/1を占める就寝時間を、いかにリラックスして体の緊張をほぐせるかは、枕の影響がとても大きいのです。また、稀にストレートネックの原因が、加齢や怪我による骨の変形であることもあります。
加齢や怪我による骨の変形が原因である場合は、枕を調整しても改善はできません。整体の施術を受けたり、病院で治療を受けたりする必要があるため要注意です。
ストレートネックの人におすすめな枕の特徴
ストレートネックの人におすすめな枕の特徴は、適度な高さがあり、硬さが柔らかすぎないことです。通気性が良く湿気がこもりにくいこと、スムーズに寝返りを打ちやすい形状であることも大切です。ストレートネックの人におすすめな枕の特徴を紹介します。
適度な高さがある
ストレートネックを改善するためには、適度な高さがある枕がおすすめです。枕の高さが低すぎると、首の骨の真っ直ぐな状態が就寝中も続いてしまいます。首の骨に対して、不自然な方向に負荷がかかることもあります。
ストレートネックの人にとっての枕の適度な高さとは、仰向けで寝たときに、首と身体が一直線になるような高さです。首に力が入らず、リラックスできる高さに調整してみましょう。
硬さが柔らかすぎない
枕の硬さが柔らかすぎると、首や頭が深く沈みこみすぎてしまいます。一見、快適に感じることもあるかもしれませんが、柔らかすぎる枕は首の骨をサポートできないため、無意識に大きな負荷がかかる可能性があります。ただし、硬すぎる枕も首の骨に負荷をかけてしまうため、自分にとって適度な硬さの枕を選ぶようにしましょう。
通気性が良く湿気がこもりにくい
ストレートネックを改善するためには、就寝中の快適度を上げる必要があります。就寝中の快適度が上がり睡眠効率が向上すると、身体の血流の巡りが良くなり、心身ともに良い影響を及ぼすからです。枕は通気性が良く湿気がこもりにくい素材を選ぶと、寝汗などの不快感を抱くことなく、朝までぐっすり快適に寝やすくなります。
スムーズに寝返りを打ちやすい形状
ストレートネックの主な原因に、長時間同じ姿勢でいることがあります。適度な高さと硬さで、通気性が良く湿気がこもりにくい枕を選んでも、寝返りを打ちにくい形状だと、長時間同じ姿勢が続いてしまいます。ストレートネックを改善するためには、枕がスムーズに寝返りを打ちやすい形状であるかも大切です。
寝返りを打ちやすい枕の特徴は、人それぞれ違います。体型や寝姿勢、好みなどによって寝返りを打ちやすい枕の形状が異なるため、自分にとって動きやすいものを意識しましょう。
ストレートネックの改善が期待できるタオル枕の作り方
ストレートネックの改善が期待できると話題のアイテムに、タオル枕があります。タオル枕とは、タオルを活用して調整することで、枕として使用することです。
ストレートネックの改善が期待できるタオル枕の基本的な作り方は、以下のとおりです。
- 大きなバスタオルを1枚用意する
- バスタオルを縦に3つ折りし、横にも3つ折りにして厚みを出す
- 折ったバスタオルを筒状に丸めて、両端を柔らかい紐などでしっかりと結ぶ
- 丸めたタオルを横向きにして、仰向けになったときに首と身体が一直線になるように高さを調整する
タオル枕のメリットは、自分で高さを自由に調整できることです。家にあるバスタオル1枚で作れるため、枕を新調する必要がないメリットもあります。ただし、タオル枕は寝ている間に形が崩れやすく、適切な高さや硬さを維持するのが難しいデメリットがあります。
枕には体圧分散や通気性など、さまざまな機能が備わっていますが、タオル枕にはそのような機能もありません。素材も寝具用ではないため、繰り返し使うと、肌荒れなどの原因となることがあります。タオル枕を使うことで、却ってストレートネックを悪化させてしまう可能性もあるのです。
一時的な調整やお試し用には良いかもしれませんが、ストレートネックを安全かつ本格的に改善していくためには、市販の機能性が高い枕を使うことをおすすめします。
ストレートネックにお悩みの方は整体がおすすめ
枕を調整しても改善がみられないときは、整体の施術を受けるのがおすすめです。整体では、ストレートネックに関連している周辺の筋肉を丁寧にほぐし、血行を良くすることで、筋肉の緊張を緩和します。姿勢を支える筋肉のバランスを整えたり、首の骨の歪みに直接アプローチして矯正したり、ストレートネックの根本的な改善を目指せるのがメリットです。
整体の施術はリラックス効果も高いため、日々の疲れやストレスなどが原因のストレートネックにも、高い効果が期待できます。ストレートネックを改善するための枕をお探しの方には、整体師が開発した安眠枕「くびラクダ」もおすすめです。
「くびラクダ」は、指圧効果のあるコルマビーズを使用した、高さ調整のできる枕です。
枕のセパレートの中心部分と下部の部分が首の骨を安定させ、首の歪みを軽減し、血流の流れが良くなるよう促してくれます。整体師・柔道整復師として10年以上、50,000名以上の施術をおこなってきたからこそ、ストレートネックの症状の辛さや原因、改善方法をよく理解しています。
ストレートネックにお悩みの方は、整体での施術や整体師が開発した安眠枕「くびラクダ」の活用をぜひ、ご検討してみてくださいね。
ストレートネックは枕で改善できる(まとめ)
ストレートネックとは、本来S字カーブを描いているはずの首の骨が、真っ直ぐな状態になっていることです。
原因はスマホやパソコンの長時間利用による同じ姿勢の継続、運動不足やストレスの蓄積、不適切な枕の使用、加齢や怪我による骨の変形などさまざまです。
加齢や怪我による骨の変形の場合は、整体や病院で本格的な施術や治療を受ける必要がありますが、日々の生活習慣によるものであれば、枕を調整することで改善が期待できます。
枕の高さや硬さを調整してもストレートネックの改善がみられないときは、整体で施術を受けたり機能性の高い安眠枕を活用したりすることも検討するのをおすすめします。
今日のポイント
- ストレートネックは枕で改善できる
- ストレートネックの人におすすめな枕の特徴は適度な高さがあり、硬さが柔らかすぎず、通気性が良く湿気がこもりにくく、スムーズに寝返りを打ちやすい形状であること
- ストレートネックの改善が期待できるタオル枕には寝ている間に形が崩れやすく適切な高さや硬さを維持するのが難しいデメリットがある
- ストレートネックにお悩みの方は整体や整体師が開発した枕「くびラクダ」がおすすめ