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腰痛の治し方は?痛みを和らげる即効性のあるツボを整体師が解説
執筆者:小野祐輔
癒し人代表・柔道整復師
腰痛には治し方があり、適切な対処とアプローチをすることが改善の鍵となります。腰痛を治すためには、代表的な原因を把握することも大切です。代表的な原因を把握して、ご自分の腰痛の原因はどこにあるのか、慎重に判断しましょう。
腰痛は即効性のあるツボを刺激することで痛みを和らげられますが、深刻な場合は整体の施術を受けることを検討するのもおすすめです。今回は、腰痛の治し方を整体師が解説します。腰痛の原因や腰痛を和らげる方法(即効性のあるツボ)も解説するので、ご参考にしてみてください。
コンテンツ
腰痛の原因
腰痛の代表的な原因には、筋肉の緊張、靭帯の損傷、内臓疾患や神経疾患などがあります。骨や椎間板のトラブル、ストレスや運動不足などが原因であることも少なくありません。腰痛の代表的な原因について詳しく解説します。
筋肉の緊張
腰痛の代表的な原因に、長時間の同じ姿勢などによる筋肉の緊張があります。筋肉が緊張すると血流が悪くなり、酸素や栄養が筋肉に届きにくくなります。デスクワークなど長時間同じ姿勢が続く場合は、定期的に立ってストレッチやマッサージをするなど、筋肉の緊張状態を防ぐことが大切です。
靭帯の損傷
靭帯とは、骨と骨を繋ぎとめる、強くて弾力のある組織のことです。関節の安定性を保ち、過度な動きを防ぐ役割を果たしています。重いものを持ったり、不自然な体勢をとったりすると、靭帯が損傷してしまうことがあります。
損傷した靭帯は炎症を起こし、周囲の組織を刺激して腰の痛みを引き起こします。靭帯の損傷を防ぐためには、無理して重いものを運んだり、身体や腰に負荷の大きな動作をしたりしないように気をつけましょう。
内臓疾患や神経疾患
腰痛の原因は、消化器系や泌尿器系などの内臓疾患や、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの神経疾患であることも珍しくありません。内臓疾患や神経疾患が原因の場合、腰以外の身体の不調も表れているはずです。内臓疾患や神経疾患を特定するためには、医師による問診、身体検査、レントゲンなどが必要になります。
骨や椎間板のトラブル
腰周辺の骨や椎間板に何らかのトラブルがあると、腰痛の原因となります。骨や椎間板のトラブルは、年齢、生活習慣、外傷など、さまざまな要因によって引き起こされます。骨や椎間板のトラブルとして多いのは、脊椎圧迫骨折や椎間板ヘルニアです。腰痛が続く場合や動けないほど深刻な場合は、早めの病院の受診を検討しましょう。
ストレスや運動不足
腰痛はストレスなど、精神的な問題が原因となることもあります。ストレスが溜まっていると感じる場合は、身体的なアプローチだけでなく、ストレスを発散しリラックスできるよう心がけることが大切です。また、腰痛は運動不足によって生じることもあります。運動習慣のない方は、まずはかんたんなストレッチやウォーキングから始めて、身体を動かす機会を多く作ってみてくださいね。
腰痛の治し方
腰痛の治し方で大切なのは、まずは安静にすることです。冷温療法を試したり、ストレッチやマッサージをしたりするのも改善が期待できます。腰痛の治し方について詳しく解説します。
安静にする
一般的な腰痛は、安静にしていれば1〜2週間ほどで自然に治っていきます。腰痛で動くのが困難になると焦ってしまうかもしれませんが、我慢できない激痛などでなければ、一旦安静にし数週間様子をみてみましょう。安静にするときに大切なのは、腰周辺をあたためながら、なるべく動かずじっとしていることです。横になるときは腰に負担がかからないよう、寝方にも気をつけましょう。
ただし、 長時間動かずに同じ姿勢を続けると腰痛が悪化することもあるため、適度に立ち上がり無理のない範囲でストレッチをするなど、バランスよく過ごすことが大切です。
冷温療法を試す
冷温療法とは、腰周辺を冷やすもしくは温める治療法です。急性腰痛や炎症が原因の場合は冷療法、慢性腰痛の場合は温療法を採用するのが一般的です。冷療法では氷を包んだタオルなどを使ってアイシングしたり、温療法では熱めのお湯に浸かったりホットパックで患部を温めたりします。
ただし、冷温療法は専門的な知識なくおこなうと、腰痛を悪化させてしまうリスクがあります。冷温療法は、整体師など専門家の判断に委ねて、安心・安全におこなうようにしましょう。
ストレッチやマッサージをする
腰痛は、自宅でできるストレッチやマッサージでも軽減が期待できます。腰だけでなく周辺の筋肉の緊張を和らげ、ほぐすことをイメージしながら、お風呂上がりや寝る前に取り組んでみてくださいね。一度に長時間するのではなく、一日に何度か休憩中のリラックス感覚で、取り入れるのがおすすめです。
腰痛を和らげる方法【即効性のあるツボ】
腰痛を和らげる方法は、即効性のあるツボをマッサージすることです。ツボを押したり刺激したりほぐしたりすることで、辛い腰痛の緩和が期待できます。腰痛を和らげる方法(即効性のあるツボ)を紹介します。
腎喩(じんゆ)を押す
腎喩とは、おへその高さで腰に手を置くと、自然に親指が届くところにあるツボです。腰痛や冷え性、疲れ、めまい、消化不良などの症状に効果があるといわれています。立って背筋を軽く伸ばした状態で、手の親指をツボに当て、円を描くように下から上へゆっくり押し上げてみましょう。
命門(めいもん)を刺激する
命門とは、おへその真裏にあるツボです。腰痛や生理痛、泌尿器系疾患や婦人科疾患などの症状に効果があるといわれています。左右の人差し指と中指を背中で重ね、軽く押して刺激してみましょう。
志室(ししつ)をほぐす
志室とは、命門から指4本外側の左右、おへその裏側にあるツボです。腰痛や腎臓の機能改善などの効果があるとされています。両手でウエストを掴み、手の親指の腹で優しくほぐしていきましょう。
腰痛が深刻な場合は整体で施術を受けるのがおすすめ
安静にしてツボを刺激するなど、セルフケアをしても腰痛が続く場合は、整体で施術を受けるのもおすすめです。整体に行けば、実際に身体の状態を確認してもらい、腰痛の根本的な原因を知ることができます。腰痛を引き起こさないための姿勢や、痛みを緩和する方法などのアドバイスも受けられます。
整体は、一度の施術で効果を感じられるのが魅力です。腰痛を完全に解消するためには、定期的に施術を受ける必要があることもありますが、 即効性が高いため、腰痛の痛みを日々苦痛に感じられている方には、ぜひご検討いただければと思います。
腰痛に特化した施術プランを組んでもらうこともできるため、カウンセリングでは安心してお悩みを打ち明けられてみてくださいね。
腰痛の原因を知ってまずはセルフケアで改善を目指そう(まとめ)
腰痛の代表的な原因には、長時間の同じ姿勢などによる筋肉の緊張や、重いものを持ったり不自然な体勢をとったりすることで起きる、靭帯の損傷などがあります。一般的な腰痛は、安静にしておけば数週間ほどで自然治癒します。ただし、 内臓疾患や神経疾患、骨や椎間板のトラブルなどが原因の場合は、整体の施術を受けたり病院を受診したりする必要があるかもしれません。
ストレスや運動不足が原因となることもあるため、ご自分で原因を特定するのが難しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。まずは腰痛に即効性のあるツボをストレッチやマッサージなどで刺激し、セルフケアで改善を目指してみるのも手段のひとつです。整体で施術を受けることも、腰痛改善の選択肢として、ぜひご検討してみてくださいね。
今日のポイント
- 腰痛の代表的な原因には筋肉の緊張、靭帯の損傷、内臓疾患や神経疾患、骨や椎間板のトラブル、ストレスや運動不足などがある
- 腰痛の治し方は安静にする、冷温療法を試す、ストレッチやマッサージをすること
- 腰痛を和らげる方法(即効性のあるツボ)は腎喩(じんゆ)を押したり命門(めいもん)を刺激したり志室(ししつ)をほぐしたりすること