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手のむくみの原因は塩分の摂りすぎや長時間の同じ姿勢だけじゃない!病気との関連性とは
執筆者:小野祐輔
癒し人代表・柔道整復師

朝起きたら、手がむくんでいて驚いた…そのような経験のある方は多いのではないでしょうか。手のむくみの主な原因は塩分の摂りすぎや長時間の同じ姿勢などですが、実は病気のサインな可能性もあります。まずはセルフケアで改善を目指し、それでも解消されない場合は、専門機関への相談を検討しましょう。
今回は、手のむくみはなぜ起こるのか、意外な原因を解説します。手のむくみの解消方法、「右手だけ」あるいは「左手だけ」に生じる理由、病気との関連性も解説するので、ご参考にしてください。
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手のむくみの原因とメカニズム
手のむくみは、血管の外にある細胞の間に余分な水分が溜まることで生じます。余分な水分が溜まるということは、血流や老廃物などが滞留しているということです。主な原因には、塩分やアルコールの摂りすぎ、寝ている間の重力の影響などがあります。手のむくみの場合は、長時間のスマホやパソコン操作による血行不良、月経前や更年期などの女性ホルモンの乱れも影響します。
なお、朝方に強いこわばりを伴う場合は関節リウマチ、片手だけの腫れは腱鞘炎や神経の圧迫など、病気が隠れていることもあるため要注意です。手のむくみが気になったときは、まずは手軽にできるセルフケアで様子をみましょう。
整体師が教える手のむくみの解消方法
手のむくみを解消するには、脇の下からリンパを流す方法が効果的です。前腕を雑巾しぼりのようにマッサージしたり、手の甲にある「合谷(ごうこく)」のツボを刺激したりするのもおすすめです。手のむくみの解消方法を整体師が解説します。
脇の下からリンパを流す
手のむくみを解消するためには、心臓に近い脇の下(腋窩リンパ節)からリンパを流すのが効果的です。手を直接マッサージする前に、水分が滞留している大元の部分から刺激しましょう。
脇の下からリンパを流して手のむくみを解消する方法は、以下のとおりです。
- 右手を左の肩に置く
- 左手で右の脇下のくぼみに親指を差し込む
- 残りの4本の指で背中側の筋肉を挟み込む
- 挟んだまま優しく揉みほぐすように約10〜15回程度円を描くように動かす
- そのままゆっくりと下に向かってリンパを流す
- 反対も繰り返す
ポイントは、脇の下のくぼみを優しく指圧することです。入浴中などにおこなうと滑りがよく、血行を促進できます。
前腕を雑巾しぼりのようにマッサージする
手の水分は、前腕を通って心臓へ戻ります。前腕がデスクワークなどで硬直化していると手がむくみやすくなるため、ほぐして柔らかくするのが効果的です。
前腕を雑巾しぼりのようにマッサージして手のむくみを解消する方法は、以下のとおりです。
- 右手で左の手首を掴む
- 雑巾を優しく絞るようなイメージで皮膚と筋肉をねじるようにしながら、手首から肘に向かって揉みほぐす
- 内回し・外回しを交互におこなう
- 反対の腕も繰り返し片腕3〜5往復程度おこなう
注意点は、力を強く入れすぎないようにすることです。痛気持ちいいくらいの適度な圧で、しっかり筋肉を動かすようにおこないましょう。
手の甲にある「合谷(ごうこく)」のツボを刺激する
合谷(ごうこく)とは、手の甲の親指と人差し指の骨が交わる付け根のくぼみにあるツボのことです。万能のツボと呼ばれており、刺激することで指1本1本に溜まった水分を、根本へ押し戻せます。
手の甲にある合谷のツボを刺激して手のむくみを解消する方法は、以下のとおりです。
- 親指と人差し指の骨が交わるV字のくぼみを親指で約10秒間押す
- 約5回程度おこない反対の手も繰り返す
コツは、ズーンと響くように少し力を加えて指圧することです。他の指を動かしながらおこなうと、手の血流が促進されてむくみを解消しやすくなります。
手のむくみが「右手だけ」あるいは「左手だけ」に生じる理由
手のむくみは、塩分・アルコールの摂りすぎや過眠あるいは寝不足など、身体全体の水分バランスの乱れによって生じるのが一般的です。ただし、右手だけもしくは左手だけ、と片側に偏って生じる場合は、局所的な血液やリンパの滞りが起きている可能性があります。いつも同じ側の肩にバッグをかける、または同じ側を下にして横向きで寝ている、など日常の癖によって、片方の腕や肩まわりの筋肉だけが過剰に緊張状態にあるのかもしれません。
日常の癖によって片方の手だけにむくみが生じている場合は、ケアをしながら根本的に対処しなくてはなりません。身体の片側だけを繰り返し使う行為は、片方の手のむくみだけでなく、骨盤の歪みなど様々な不調を引き起こします。日常的に両方の腕や手を使うのを意識する、就寝時は寝返りをうちやすい環境作りをするなど、身体をバランスよく使えるようライフスタイルを見直してみましょう。
手のむくみと病気は関係がある?更年期のサイン?
手のむくみは、一時的な症状であることが大半ですが、病気や更年期のサインなこともあります。塩分やアルコールの摂りすぎ、過眠や寝不足などが原因であれば数時間で治まりますが、毎日のように手がむくんだり、関節の痛みを伴ったりする場合は注意が必要です。手のむくみに隠れている代表的な病気は、腎疾患や心疾患、関節リウマチや膠原病などです。
更年期が原因で、手に慢性的なむくみが生じることもあります。手のむくみが病気と関連しているか見極める方法は、他に不調が表れていないかです。動悸や息切れ、倦怠感や手の痺れなどを伴う場合は、病気が隠れているという身体からのメッセージかもしれません。また、手のむくみが生じているときに、激しい痛みや腫れなどの症状が出ている場合も要注意です。病気は、早期発見が何よりの治療となります。「手のむくみくらいで…」と考えずに、気になる症状が表れている場合は、早めに医療機関の受診を検討しましょう。
手のむくみは初期段階で改善を目指すことが大切(まとめ)
手のむくみは、塩分・アルコールの摂りすぎや重力の影響といった、日常の様々な要因で発生します。気になるむくみを感じたら放置せず、まずは「大元の脇の下からリンパを流す」、「前腕を雑巾しぼりのようにほぐす」、「万能のツボである合谷を刺激する」といった、整体師直伝のセルフケアを初期段階から取り入れてみてください。
「片手だけがむくむ」という場合は、日常的な姿勢の癖や筋肉の緊張が原因となっているケースが多いため、バッグの持ち方や寝姿勢などを見直すきっかけにしてみましょう。ただし、手のむくみには更年期のサインや、腎疾患、関節リウマチといった重大な病気が隠れている可能性もあります。激しい痛みやしびれ、動悸や息切れといった他の不調を伴う場合や、ケアしても症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診して、身体の声をしっかり聞いてあげてくださいね。
今日のポイント
- 手のむくみの主な原因は塩分・アルコールの摂りすぎや寝ている間の重力の影響
- 手のむくみの解消方法には「脇の下からリンパを流す」、「前腕を雑巾しぼりのようにマッサージする」、「手の甲にある「合谷(ごうこく)」のツボを刺激する」などがある
- 手のむくみが「右手だけ」あるいは「左手だけ」に生じる理由はいつも同じ側の肩にバッグをかける、または同じ側を下にして横向きで寝ている、など日常の癖によるものである可能性が高い




