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即効性の高い「巻き肩改善ストレッチ」とは?原因と放置リスクも解説
執筆者:小野祐輔
癒し人代表・柔道整復師

スマホやパソコンをよく使う人に多い「巻き肩」は、ストレッチで改善できます。自宅や職場で誰でもかんたんに取り組めるストレッチをこまめに実践することで、巻き肩の慢性化を防ぎ、辛い重だるさやこりから解放されましょう。今回は、整体師が巻き肩改善ストレッチ5選を紹介します。巻き肩の原因と放置リスクを解説し、寝ながらできるストレッチ方法も紹介するので、ご参考にしてみてください。
巻き肩の原因と放置リスク
巻き肩の主な原因は、長時間のデスクワークやスマホ作業による、前かがみの姿勢です。前かがみの姿勢が続くと、胸の大きな筋肉である大胸筋が縮んで硬くなってしまいます。肩甲骨が外側に開くようになるため、肩が内側へ巻き込まれてしまうのです。この状態を放置すると、肩・首の慢性的なこりや、頭痛を引き起こしやすくなります。胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、自律神経の乱れや疲れやすさにもつながります。四十肩・五十肩の原因になるリスクもあるため、早めに対策することが大切です。「巻き肩かもしれない」と思ったら、まずは手軽にできるストレッチに取り組んでみましょう。
整体師が教える巻き肩改善ストレッチ5選
巻き肩改善ストレッチには、寝ながらできる「大胸筋ストレッチ」や横向きで腕を回す「肩甲骨剥がし」があります。バスタオルを使った「胸開きストレッチ」、寝そべって肩前部を伸ばす「肩入れ」、胸郭と股関節をほぐす「下半身倒し」もおすすめです。整体師が教える巻き肩改善ストレッチ5選を紹介します。
寝ながらできる「大胸筋ストレッチ」
大胸筋ストレッチとは、胸にある大きな筋肉を伸ばす基本のエクササイズです。寝ながら仰向けになって腕を開くことで、無理なく胸周りの筋肉をほぐせます。大胸筋ストレッチのやり方は、以下のとおりです。
- 仰向けに寝る
- 片方の腕を肩の高さまで真横に広げる
- 広げた腕と反対側の膝を立てる
- 身体を反対側にゆっくりと倒す
- 胸の前側(大胸筋)が心地良く伸びていると感じる位置で止める
- 深呼吸をしながら20〜30秒間キープする
- 反対側も同様に行う
呼吸を止めずに、胸を開くイメージで取り組むのがポイントです。肩に痛みを感じる場合は無理をせず、腕を広げる角度を調整しましょう。
横向きで腕を回す「肩甲骨剥がし」
肩甲骨剥がしとは、肩甲骨周りの筋肉を動かして可動域を広げるストレッチです。横向きで腕を大きく回すことで、背中や肩に負担をかけずに、肩甲骨のスムーズな動きを取り戻せます。
肩甲骨剥がしのやり方は、以下のとおりです。
- 横向きに寝て両膝を軽く曲げる
- 両腕を胸の前で重ねて伸ばす
- 上側の腕を天井に向かって持ち上げ、大きな円を描くように後ろへ回す
- 腕が身体の上を通過するとき、視線も手に合わせるようにゆっくり首を動かす
- 前を通って元の位置に戻し、ゆっくりと5〜10回大きく回す
- 反対側も同様に行う
肩だけで回すのではなく、肩甲骨から動かすことを意識するのがコツです。腕を無理に床につけようとせず、心地良いと感じる範囲で大きく丁寧に回しましょう。
バスタオルを使った「胸開きストレッチ」
胸開きストレッチとは、丸めたタオルを背中に敷き、胸を自然に開かせる方法です。タオルで自重をサポートするため、脱力した状態で効率良く胸まわりを緩められます。
胸開きストレッチのやり方は、以下のとおりです。
- バスタオルを円筒状に丸める
- バスタオルを背骨に沿うように縦向きに置く
- その上に仰向けで寝る
- 両腕を身体の横に自然に開き、手のひらを天井に向ける
- 全身の力を抜き、胸が広がるのを感じながら深呼吸を繰り返す
- そのまま1〜2分間キープする
- 5回程度繰り返す
力を抜いてリラックスし、深い呼吸に合わせて胸が上下に広がるのを意識しましょう。腰が反りすぎて痛みが出る場合は、膝を立てて腰への負担を減らすことをおすすめします。
寝そべって肩前部を伸ばす「肩入れ」
肩入れとは、うつ伏せの状態で肩の前面から胸の横をダイレクトに伸ばすストレッチです。内側に入り込んだ肩の関節を外側に開き、前かがみ姿勢で固まった筋肉をほぐします。
肩入れのやり方は、以下のとおりです。
- うつ伏せになる
- 片方の腕を真横に伸ばして手のひらを床につける
- 反対側の手で床を押し、身体をゆっくり起こしながら伸ばしている肩側へひねる
- 上側の足を後ろに下ろし、つま先を床につけて姿勢を安定させる
- 床についているほうの肩の前面が伸びているのを感じたら、15〜20秒キープする
- 反対側も同様に行う
無理に身体を強く捻るのではなく、心地良いストレッチ感がある位置で止めるのがコツです。体重をかける強さは、手のひらの押し加減で調整しましょう。
胸郭と股関節をほぐす「下半身倒し」
下半身倒しとは、上半身の軸を固定したまま下半身をひねり、背骨全体のしなやかさを取り戻すストレッチです。巻き肩に密接に関係する肋骨周りの「胸郭」と「骨盤・股関節」を連動してほぐせます。
下半身倒しのやり方は、以下のとおりです。
- 仰向けになる
- 両腕を肩の高さで真横に広げて床につける
- 両膝を揃えて90度に曲げて持ち上げる
- 肩が床から浮かないように意識しながら、両膝をゆっくり右側に倒す
- 胸郭と脇腹、股関節周りが伸びているのを感じながら20秒キープする
- 元に戻し、左側も同様に行う
下半身を倒すとき、両肩が床から離れないようにしっかり固定するのがポイントです。息を吐きながらゆっくり膝を倒すことで、胸郭と骨盤・股関節を柔らかくほぐせます。
ストレッチ効果を高める「矯正グッズ」や「ストレッチポール」の活用方法
巻き肩ストレッチの効果をより高めたいときは、矯正グッズやストレッチポールなどのアイテムを活用するのがおすすめです。猫背・巻き肩矯正ベルトやサポーターは、日常生活の中で内側に入りがちな肩を正しい位置に戻し、正しい姿勢の感覚を身体に覚えさせるのに効果的です。ストレッチポールは、仰向けになって寝るだけで自重によって胸が自然と開き、ストレッチだけではほぐしにくい胸郭や背中全体の緊張を緩めることができます。毎日のストレッチに加えてこれらのグッズを補助として活用すれば、無理なく効率的に筋肉へアプローチでき、巻き肩の改善スピードを高められます。
自力で治すのは難しいと感じたときは整体の施術がおすすめ
ストレッチやセルフケアを続けても変化が見られない場合や、こり・痛みが慢性化しているときは、無理をせず整体の施術を受けるのがおすすめです。巻き肩では肩の筋肉が硬くなっているだけでなく、骨盤の歪みや背骨の硬直、首の角度の変形など、全身のバランスが崩れているケースが多くあります。整体では、専門家の視点からお一人おひとりの巻き肩の原因を的確に見極め、セルフケアでは届かない深層の筋肉や関節へアプローチします。施術を受けることで現在の身体の状態や正しい姿勢を客観的に把握できるため、ご自分に合ったストレッチ方法も分かるようになります。リラクゼーション効果も高く、一度の施術でも十分な効果や変化を実感していただけると思いますので、巻き肩による身体の不調や姿勢の悪さにお悩みの方は、ぜひご検討ください。
巻き肩は寝ながらできるストレッチを習慣化して慢性化を防ごう(まとめ)
巻き肩は、長時間のデスクワークやスマホ操作が主な原因で、放置すると頑固な肩こりや頭痛、自律神経の乱れなどにつながるリスクがあります。改善のためには、寝ながら手軽にできる「大胸筋ストレッチ」や「肩甲骨剥がし」などのセルフケアを日々の習慣に取り入れることが大切です。補助アイテムとして、矯正グッズやストレッチポールを活用するのも効果的でしょう。セルフケアだけで変化を感じにくい場合や辛い症状が続くときは、無理をせず専門家である整体師への相談をおすすめします。まずは今日からできるストレッチから始めて、巻き肩改善を目指しましょう。
今日のポイント
- 巻き肩の原因は長時間のデスクワークやスマホ操作で放置すると肩・首の慢性的なこりや頭痛のリスクがある
- 整体師が教える巻き肩改善ストレッチ5選は「大胸筋ストレッチ」、「肩甲骨剥がし」、「胸開きストレッチ」、「肩入れ」、「下半身倒し」
- 自力で治すのは難しいと感じたときは整体の施術を検討するのがおすすめ




